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2011年02月 アーカイブ

不眠症の理由

統計によると、アメリカでは睡眠薬の売れ行きが重量にして3500トン、金額にして1億2千万ドルあったそうです。


あまり眠れないので、やけになって、マサチューセッツ州のある町では、住民が「不眠症コンクール」を盛大にやり、新記録をつくった人を表彰したというブラック・ユーモアめいた話まであります。


・・・しかし、これは決してアメリカだけの問題ではなく、日本でも既に数年前、睡眠剤の売上げが3億9000万円から5億円にのぼり、睡眠剤および睡眠作用を有するトランキライザーが554種も発売されているのです(薬局統計)。


・・・大むかしは晴耕雨読というように、人間の生活は自然のリズムに従順でした。


ところが文明が進むと共に、人間が自然を征服し、機械化、技術化が高度に達するほど、以前はやすやすと手に入った睡眠が非常に貴重なものになりました。


文化人類学者の報告によると、原始民族には元来不眠症はないですが、そこに白人が入ってきて生活が近代化すると共に、不眠者が現われてくるそうです。


不眠症には羽毛 ふとんが効果的だといわれています。


悩んでいる方は一度試してみてはいかがでしょうか。

不眠症の理由 2

労働科学研究所で調べたところによると、日本の大都会のサラリーマンの睡眠時間は1950年には500分、60年には480分、最近では460分というように・・・


ほぼ10年間に20分きざみで短くなっており、平均就床時刻は夜11時から12時に向かって次第に遅くなっているのです。


1966年のニューヨーク・タイムズ紙に「眠ることを夢みている米国人」を書いた記者は、


「ソ連の学者はやがて人間は1日2時間の睡眠で足りるようになる」


・・・と言っていますが、これは共産主義的人間の話でしょうか?


「共産主義社会だけが心の安定を果たし睡眠を保証するというわけか」と、「不眠の米国」から「熟睡のソ連」に対して素朴な疑問を発しています。


・・・こうした文明批評的な発言はさておき、医学的見地から見れば、文関に伴う不眠症の増加の理由は、3種の睡眠に分けて考えれば判りやすいでしょう。


文明の進歩・・・


スピード化、機械化、合理化は当然人間の心理面に深刻な影響をあたえ、まず第一に第ニ種の睡眠(心理的唾眠)が変化し、リズムを乱されます。


これはたとえ寝具が羽毛 フトンでも同じことです。


そしてさらに、たとえば夜勤生活、断続勤務や24時間で割り切れないスケジュールなどがひどくなると、第一種と第三種の睡眠(生理的、新陳代謝性睡眠)にも当然障害が及ぶでしょう。

不眠症の理由 3

臨床医は実地に


「ちっとも眠れません、何とか眠れるようにしてほしい」


・・・と訴える患者さんを相手にした場合、その不眠症が第1(3)種か第2種かというおおよその判断をつけて対策を立てるのが賢明です。


それはこうした不眠の種類によって、治療法が根本的にちがうためですが、その見分け方の1番簡便な方法は、昼間の状態をくわしく訊ねることです。


その原理は簡単明瞭です。


つまりどうしても昼間にそれを埋め合わさねばなりません。


こうした人は、昼寝か、うたた寝が必要になります。


しかし、それを妨げられると精神的にも身体的にもいろんな変調を感じるでしょう。


(そのもっとも多い訴えは、睡気、ふらつき、頭重、感じがピンとこない、食欲不振、体重減少などです)。


ところが羽毛 布団 販売をしているある会社の調査によると、不眠症の患者さんのなかには、ひどい不眠を訴えるくせに、昼間はなんの支障もなく勤め、外見上は健康な人と少しも変わらない人々がいます。


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